新刊『微生物学者、発酵食品のマタギになる 〜自然の醸す菌を求めて〜』(6月上旬発行予定)

ごど、すしこ、ヤマガゼ、けいとまま、なめぜえ、ひしお、みずきじる……。
ある事情から発酵食品に取り憑かれた微生物学者。雪積もる冬には村の味噌玉づくりに参加し、口八丁手八丁、村人や菌類と友達になる。春になればミズキの切株についた、ジュクジュクの樹液酵母を見つけ興奮する。別の日には、味噌玉の起源を調べ、文献と郷土史の迷宮を彷徨いはじめる。さらには発酵が進んでドロドロになった食べ物に、微生物の多さを夢想し歓喜する。
そんな微生物学者とそれを静かに眺める同僚、二人の共著による本書には、発酵食品の生物学的・民俗学的知見が、ドロドロジュクジュク詰まっている!
星野保(ほしの・たもつ)
1964年東京都生まれ。名古屋大学大学院農学研究科博土後期課程退学。博士(農学)。専門は菌類の低温適応。
工学系研究所勤務を経て、2019年より八戸工業大学教授。著書に「菌は語るミクロの開拓者たちの生きざまと知性』(春秋社)、「すごいぜ!菌類」(ちくまプリマー新書)、『菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って』(岩波現代文庫)などがある。また、東奥日報、デーリー東北などにも連載(2021~2023年)。
本田洋之(ほんだ・ひろゆき)
1982年宮城県仙台市生まれ。東北大学大学院農
学研究科博士前期課程修了。博士(農学)。食品会
社で11年勤務。その間、研究所、本社、工場での業務を経験した。現在、八戸工業大学工学部工学科准教授。専門は乳酸菌と食品科学。発酵食品をこよなく愛し、最近は醬油の味くらべに凝っている。冷蔵庫には常時10種類以上の醤油が並ぶ。
- 四六判 252ページ 並製
- ISBN:978-4-910985-03-9
- 2500円+消費税
『だから唄おう 朴保歌詞集』

反戦、反核、脱原発、反差別……。いまだからこそ唄おう、伝えよう。
デビューから46年、在日コリアン二世として平和を長い唄うロックシンガー朴保。
アボジ、HIROSHIMA、傷痍軍人の唄、チェジュ4・3、MONJUなど45曲の歌詞を収載。ほかにインタビュー、ディスコグラフィーなども。彼のコトバが明日への力をくれるはずだ!
朴保/PAK POE パクポー
1955年山梨県にて韓国人の父・朴釘来(パク・ジョンネ)と日本人の母・広瀬美重子の間に生まれる。10歳のころより兄に誘われドラムを始め、1979年に「広瀬友剛」の名前でソロデビュー。その後韓国を訪れパンソリなどの伝統音楽に触れ、「朴保」に改名。反戦、反核、反原発をテーマにライブ活動を行う。また米や韓国でも積極的にライブを行う他、映画『夜を賭けて』(監督:金守珍、原作:梁石日、主演:山本太郎)、『A』(監督:森達也)の音楽を担当するなど幅広い音楽活動を行っている。
・四六判 256ページ 並製
・ISBN:978-4-910985-02-2
・2,000円+消費税
『ふるさとはウクライナ』

ウクライナからやってきたバンドゥーラ奏者・カテリーナさんは、なぜ日本で歌い続けているのでしょうか。夢を持つこと、戦争のこと、自分の国のこと……彼女の生き方が絵本になりました。
望月芳子 文 / アメリカ・ミシガン州デトロイトに生まれ、岡山市で育つ。青山学院大学文学部日本文学科卒業。フリーのライター・編集者で、子ども向けのノンフィクションも執筆。第5回子どものための感動ノンフィクション大賞優良作品賞受賞。日本児童文学者協会、および日本児童文芸家協会会員。神奈川県在住。
ミヤザキケンスケ 絵 / 1978年佐賀市生まれ。筑波大学修士課程芸術研究科を修了後、ロンドンへ渡りアート制作を開始。Super Happyをテーマに、見た瞬間に幸せになれる作品制作をしている。現在世界中で壁画を残す活動「 Over the Wall 」を主宰し、2015年ケニアのスラム街、2016年東ティモールの国立病院、2017年ウクライナでのUNHCRとの共同制作、2018年エクアドルの女性刑務所、2019年ハイチでの国境なき医師団との共同制作、2022年パキスタンの小児病院での壁画制作など、現地の人々と一緒に壁画を残す活動をしている。
- B5判ヨコ 上製 32ページ
- ISBN 978-4-910985-01-5
- 本体価格1800円+税
『カテリーナの伝えたい5つのこと』

ウクライナの民族楽器・バンドゥーラ奏者として、全国で年間300公演を超えるコンサート活動を行うカテリーナ。
チェルノブイリ原発から2.5kmの町で生まれ、生後1か月で原発事故に遭遇。その後、被災者の子どもたちの音楽団での活動を経て、19歳から日本で演奏活動を行うようになりました。
そしていま、祖国ウクライナが戦禍に巻き込まれ、平和を願うコンサートを、より活動的に展開しているカテリーナ。
そんな彼女が、戦争のこと、自分を支えてきた音楽のこと、祖国ウクライナのこと、そして生い立ちなど、ステージでは伝えられない胸中を明かしました。
<本文より>
自分の家に帰りたくても、帰ることができなくなる。そして、友達とも電話で普通に話すことができなくなる。今日は連絡がとれても、明日はどうなるかわからない。メールを送信しても、読んでくれるかわからないし、返信がもうこないかもしれない。それは、突然の事故や病気、災害という理由ではなく、戦争という理由で。(「3 戦争のこと」)
- 四六判 144ページ 上製
- ISBN 978-4-910985-00-8
- 本体価格1.500円+税